コンピュータウイルスとは
コンピュータウイルス(Computer Virus)とは、病原体のウイルスではなく、パソコンを標的とした不正なプログラムのことです。CD-ROMやフロッピーディスクといった記録媒体を通じて、または社内LANやインターネットといったネットワークを通じて、他のコンピュータに自分自身を複製して増殖・拡散するプログラムを指します。
一昔前のコンピュータウイルスは、いたずら的なメッセージを表示するといった単純なものが主流でしたが、コンピュータの発達やインターネットの普及とともにウイルスも進化を遂げ、現在は強力な感染力を持つものや悪質な破壊活動を行なうものまで、実に多種多様なものが誕生しています。ニュースで報道されるような有名なウイルスの場合、犯人はコンピュータシステムを熟知している人間で、世間の騒ぎを眺めて楽しんでいる愉快犯のケースが多かったりします。
● コンピュータウイルスの種類
ウイルスの種類は大きく分けて20種類ほどありますが、その中でも主なものを紹介します。
【 ファイル感染型 】
プログラムの一部を書き換えてファイル内に潜り込み、増殖するウイルスです。主に拡張子が COM、EXE、SYS などの実行型ファイルに感染します。
【 システム領域感染型 】
ブートセクタやパーティションテーブルなど、ディスクのシステム領域に感染するウイルスです。フロッピーディスクからシステムを起動するケースは少なくなったため、最近は減少しました。
【 マクロウイルス 】
マイクロソフト社のOffice製品(Word、Excelなど)のマクロ機能を利用して感染するタイプのウイルスです。
【 ワーム 】
メールの添付ファイルとして自分自身のコピーをばらまくウイルスなど、ネットワークを通じて拡散するプログラムは、すべてワームに分類されます。現在非常に多く出回っています。
● コンピュータウイルスの活動形態
コンピュータウイルスは、以下のような流れで拡散し被害を及ぼします。
< 感染 >
ウイルスに感染したプログラムを実行した場合に感染します。
よくある経路としては、CD-Rなどの記録媒体や USBメモリなどの記録装置、メールの添付ファイル、インターネットからダウンロードしたプログラムなどです。
< 潜伏 >
ウイルスによっては、感染後一定の条件が揃うまで活動しないものがあります。古典的な例では、13日の金曜日の到来を待つ、などです。ウイルスは潜伏中、他のファイルに自らを複製したり、インターネットなどを通じて増殖します。
< 発病 >
ウイルスが動き始めた場合には、以下のような症状が現れます。
・ 画面に異常を発生させる
・ システムを起動できなくする
・ プログラムやファイルを破壊する
・ パソコン内部のデータを外部に送信する など
ウイルスに感染すると、大切なデータが消えてしまったり、コンピュータの復旧に時間がかかって業務に支障をきたします。こうした状況を招かないように、まず感染を防ぐことが大切です。
コンピュータウイルスに感染しないために
コンピュータウイルスとは
(総務省/国民のための情報セキュリティネット)
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